TIDA-010244
3 相シャントベース エネルギー計測のリファレンス デザイン
TIDA-010244
概要
このリファレンス デザインは、高性能の絶縁型マルチチャネル A/D コンバータ (ADC) を使用して Class 0.2S の 3 相エネルギー測定機能を実装します。この ADC は、電流トランス (CT) を 4kHz でサンプリングし、AC 商用電源の各レッグの電流と電圧を測定します。このリファレンス デザインは、広い入力電流範囲 (0.05A ~ 100A) にわたって高い精度を維持し、個別の高調波分析のような電力品質機能で必要な、高いサンプリング周波数に対応しています。TI の Arm® Cortex®-M0+ ホスト マイコンを計測パラメータに使用すると、最大 16ksps の ADC サンプリング レートを実現できます。
特長
- 1000:1 の入力範囲にわたって Class 0.2S の有効エネルギー精度要件を満たす、電気メータ向けの 3 相計測
- シャント付きの 3 相 4 線式 (3P4W) または 3 相 3 線式 (3P3W) システムのサポート
- 有効および無効のエネルギーと電力、RMS (実効値) 電流および電圧、力率、ライン周波数の計算
- オンボード XDS110 デバッグ プローブを搭載した絶縁型 USB Type-C® は、5kVRMS の絶縁能力を達成しているほか、100mA ~ 100A の入力範囲と 100V ~ 270V でテスト済み
- リニア 3D ホール エフェクト センサを使用して、磁気による改ざんを検出可能
- Microsoft® Windows® PC の GUI に結果を表示する機能を搭載し、パルス形式の出力をリファレンス テスト システムに渡す、エネルギー測定ソフトウェア
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDMDT3.PDF (350 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
Arm Cortex-M0+ マイコン